多重債務に陥る主婦像

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4月27日配信の現代ビジネスに興味深い記事が掲載してありました。
冒頭部分はこんな書き出しから始まります。

「複数の貸金業者から借金をする多重債務者。じつは、主婦やサラリーマンなど『普通の人』がちょっとしたことで多重債務者になっている現実があります」。そう語るのは、これまでに1万件もの借金問題を解決し、総額12億円以上の過払い金を回収してきた司法書士で、著書『借金は9割返せる! 』が話題の福田亮氏だ。氏によると、夫に内緒で巨額の借金を作ってしまう妻は少なくないという。原因はなんなのか? 防止策はあるのか? その3つの理由をもとに解説する。

4/27(月) 10:01配信 現代ビジネス

ここに書いてある3つの理由の1つ目は、全家計を任せられた奥さんが責任感ゆえに、足りていないことを言えずに、臨時的な出費の際に消費者金融などの借り入れでその場を凌ぐことで、起きやすいとあります。
確かに、毎月の生活費に余裕がなく、ギリギリで切り盛りしていると慶弔費や臨時出費の際には全く足りなくなります。
元々ギリギリな場合は、金利を含めた返済が生活費に上乗せされてくるので、当然雪だるま式に借り入れは増えていきます。
記事では、”一人で家計を管理する重圧と内緒で借金を抱えている後ろめたさとで、毎日ビクビクしながら生活しているのです。”
とあります。

続いて2つ目は、子供にかかる経費を聖域化してしまいやすいとしています。
記事中では、

子どものためなら買ってあげたいという母心が、家計管理を狂わせます。皆さん口を揃えたように、「子どもの物だからと、つい買いすぎてしまいました」と言うのです。

と記してあります。
人によっては、そのように思うお母さんもいるのでしょう。
そのようなお母さんであれば、多重債務になるのも仕方ないと思われます。
債務整理をしても考え方を変えないと同じ事を繰り返してしまう可能性が高いといえます。
実際に、当事務所でも任意整理を行ったあとに、再度、他の業者から借り入れをして相談に来られる方もいらっしゃいます。
普通であれば、債務整理後の借り入れは、かなり難度が高いのですが、保証会社が参照している信用機関情報などの情報を入手できれば、任意整理をしている貸金業者や保証会社が参照していない信用情報機関を参照している業者を選ぶなど、かなりの手間をかけ借り入れしているようです。

そして最後の3つ目が、生活費が足りない事や、借り入れをしていることを、旦那さんに言い出せないケースです。
記事中ではこのように書いてあります。

夫婦間のいびつなパワーバランスが、事態の改善を阻みます。「話したところで怒られるだけ」と、状況を伝えることすらできなくなってしまうのです。

「バレたら離婚される」というのが本当なのか、単に妻の思い込みなのかは分かりません。家族に内緒で多額の借金を抱えていると、どうしても視野が狭くなってしまいます。いつも返済のことばかり考えてしまい、つい悲観的になってしまうものです。

そして最後に、最低月に一度は夫婦会議を行うように提言してあります。

なかなか難しい問題ですし月に一度の夫婦会議ではなく、毎日のように現状や考え方についてコミュニケーションが必要だと感じます。
借金をして、返済が難しくなると債務整理することで、現況を改善することはできます。
しかし、奥さんに内緒で、旦那さんに内緒でといった条件での債務整理の問合せが多いのも事実です。
実際に世の中の夫婦間は、これほど冷え込んでいるのでしょうか。

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