多重債務者に貯金がないことがいい音のデータが出ている。
当然、借りて返し手を繰り返すような状況だと、借金をしなくては返済も足りない状態なので、貯金などできないことになる。
多重債務者のブログなどでは、よく多少の預貯金は必要だからとの理由から、残借金と貯金とを両方を公開してるのをよく見かける。
しかし、多重債務者の場合は必ずしも、貯金をするのが良いわけでもない。
場合によっては、貯金をしない方がいい場合もあります。
それについて、少し詳しく書いてみたいと思う。
まずは、「貯金をしない方が良いは何故か?」ということについて説明します。
個人カードローンや消費者金融を利用した場合、多くは金利が8%~18%程度となっています。それに対し、普通預金の金利の多くは0.1%以下となっており、仮に毎月1万円貯金するのを余分に返済するとすると、最初の一年の金利の差額だけで、年間1万円近くになります。
このように元金をなるべき早く減らすことにより金利負担分を圧縮でき、返済が楽になります。
これに対し、「預金をする必要性は何か?」について説明すると、最も大事な”貯める”という行為を付けることです。
節約して、いざという時の為に、蓄えをしておく。そもそも、これが出来ない為に多重債務に陥る人が非常に多いのです。
以上のように、貯金をせず返済に回すことも、貯金をすることも、多重債務者からすれば、それなりに意味がある事となります。
ここまで読んで、「どっちを選べばいいの?」と思う人も多いと思います。
実は、これの両方のいいとこどりが出来るのが任意整理です。
任意整理をすると、依頼した専門家が交渉をし、将来にわたり利息をカットしてもらえることが多いのです。専門家に払う料金は必要ですが、先にも説明した通り、多重債務者の金利負担は思った以上に大きい現状から、利息カットの方がはるかにメリットが大きいのです。
また、金利がカットされると、利息負担がなくなるので貯金をし、貯えを作ることを無理なくすることができるようになります。
このように任意整理をすることで、生活を立て直して人生をリスタートした人が多くいるのです。
当事務所でも、任意整理を業務として行っています。
下記より気軽に相談してもらえれば、力になれると思いますので、一度ご相談ください。