産経新聞が配信した記事に、弁護士の事件があったので紹介します。
簡単な内容は、弁護士の横領なのだが、ここ数年、弁護士や司法書士の着服、横領などの事件記事を定期的に見かけます。
そして、その多くは接待や、広告費として騙されたなど経営のミスによるものです。
今回の事件もその類に近しい。
まずは、全文引用の記事を読んで頂きたい。
12/15(火) 14:32配信
依頼人から預かった現金や弁護士会会派の会費など計約2780万円を着服したとして、業務上横領罪に問われた元弁護士、吉村卓輝被告(38)の初公判が15日、大阪地裁(増田啓祐裁判長)で開かれ、被告は「事実関係に間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状などによると、大阪弁護士会の会派の会計担当を務めていた平成29~30年、会費などを管理する口座から約1980万円を引き出した。また31年2月、法務局から払い戻しを受けた依頼人の供託金800万円を着服したとしている。
冒頭陳述で検察側は、被告が独立開業に伴う借金を背負い、高級クラブでの接待費用などを負担したため資金繰りに苦慮していたと指摘。着服した現金は借金返済や仮想通貨取引の支払い、ミスコンの協賛金などに充てたと述べた。
被告は今年9月、大阪弁護士会から退会命令の懲戒処分を受け、弁護士としての活動はできない状態になっている。
産経新聞
記事では、弁護士が横領した現金は、開業時に借りた借金の返済、高級クラブへの接待費、仮想通貨取引、ミスコンへの協賛金となっています。
開業時に借入金があるにもかかわらず、高級クラブを利用しての接待であったり、仮想通貨取引に手を出すなど、常識では考えられないこととしか言えません。
昨今の法曹界のモラルの無さには、あぜんとさせられます。
これは弁護士のみならず、当事務所と同じ司法書士でも同様です。
社会の一員として、コンプライアンス第一、顧客メリット優先といった当たり前のことが、出来ていない結果だと思います。
当事務所は、コンプラ意識の徹底とクライアント最優先を徹底して、業務を遂行しています。
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