少し前の記事だが、12月に入ってすぐの頃に配信されたニュースで、企業向けに融資していた闇金業者が逮捕された記事を紹介します。
特にこの記事では、使っていた名称や勧誘方法などが書いてあり、新聞で記事にしてもらうことで予防の参考として広まればいいと思います。
2020年12月4日 12時51分 朝日新聞配信
コロナ禍で経営が悪化した中小企業に高金利で金を貸したとして、警視庁は、ヤミ金グループの男8人を出資法違反(高金利)容疑で逮捕し、4日発表した。3~7月の間、茨城、千葉、東京、神奈川など1都9県の男女70人の経営者らに計1億3400万円を貸し、5700万円の違法な利息を受け取ったという。
逮捕されたのは、群馬県大泉町北小泉4丁目の解体業槻岡佑一(44)、東京都新宿区北新宿1丁目の無職富井輔(36)、豊島区池袋2丁目の無職柴田剛(40)ら8容疑者。槻岡、柴田の両容疑者は認否を保留し、富井容疑者は否認しているという。
生活経済課によると、8人の逮捕容疑は3~6月、共謀し、埼玉や千葉、東京の中小企業やクリニックなどの50~70代の経営者8人に金を貸し付け、法定金利(年利20%)の約30~75倍に当たる年利約600~1500%の利息を受け取ったというもの。経営者8人の大半がコロナ禍で資金繰りに行き詰まっていたという。
勧誘には一般に出回っている企業の名簿を使った。都内3カ所の事務所を拠点に、「ジェイポイント」「柳谷商事」「東海信販」「本牧商事」などの社名を名乗り、電話やファクス、ダイレクトメール、電子メールを使って融資を持ちかけた。「コロナ対策融資までのつなぎ」「低利」「担保不要」「即日融資キャンペーン」といった文言で勧誘を繰り返したという。
この記事で紹介してある、「ジェイポイント」「柳谷商事」「東海信販」「本牧商事」の屋号は、零細企業向けに全国に向けファックスやメールを、しつこいほど送っていたことで知られています。
新聞記事とは異なる情報ですが、多くは月10%から20%程度の金利で融資を行い、記事内の数字よりかなり安いい金利なのですが、それでもかなり高い金利をとっています。
今回融資が広がった理由は、大規模にファックスやメールを配信したことはもちろんですが、「コロナ融資までのつなぎ資金に」という殺し文句のようなキャッチフレーズが、さらに被害を拡大させたものと想像できます。
今回は、零細企業に対しての融資ですが、個人に対してもSNSやメール、電話を使い勧誘してきます。また、融資金額は少ないですが、金利は業者向けよりさらにさらに増え、月利で50%から100%を超えるものもあります。さらには、給料ファクタリングのような手口もあります。
このように、闇金に手を出した時点で、すでに返済が行き詰っています。
闇金からの借り入れを検討した時点で、すでに債務整理が必要な状況になっています。
闇金かどうかわからなかったという人も多くいますが、少なくとも聞いたことがあるような有名な貸金業者ではありません。
そのようなところからの借り入れを検討する時点で、闇金からの借り入れを検討しているのと同じだと思ってください。
そのような方に、当事務所でも、債務整理業務を行っています。
心当たりの方は、なるべく早く下の相談連絡先から相談をしてください。
お力になれると思います。